引かれ者の小唄

パートタイムギャンブラーの記録

11/24(日)・ジャパンカップ・京阪杯・予想

ジャパンカップの予想。
今年に入ってG1勝利している馬がいない今回のジャパンカップ。有力馬不在でなかなか難解(いつも難解なんだけど…)なレースだが、頑張って予想しよう。

ジャパンカップ考えててあまり考えられなかったけど、おまけで京阪杯の予想も。

 

ジャパンカップ

■予想・買い目

結論から行こう。

◎:⑤スワ―ヴリチャード
〇:⑪シュバルグラン
▲:⑩ダンビュライト
△:①カレンブーケドール
×:⑨ルックトゥワイス

買い目:馬連BOX①・⑤・⑨・⑩・⑪で計10点各¥100合計¥1000

三連複5頭BOXと悩んだが、馬連でも組み合わせでは万馬券も見えるので馬連で勝負。

以下、なぜこう予想したかを順を追って書いていく。

 

■どんなレースになるか

馬券を当てるにはどんなレースになるかの展開を考えたい。どんなレースになるかを考えるには、まずはレースのペースを考えたい。レースのペースを考えるには、ペースを握る逃げ馬について考えたい。

このレースの逃げ馬というと……、前走京都大賞典を逃げて2着のダンビュライトだろう。手綱を握るのは24才松若風馬騎手。この人馬がどういったペースで逃げるかによってレースの展開が左右されるものと思われる。
前走の京都大賞典では緩くないペースで逃げて2着。松若騎手がダンビュライトの新たな魅力を引き出したといえる。検討の焦点は、彼らが京都大賞典のペースで逃げられるか、G1の舞台に日和ってスローで逃げるかということだ。


ダンビュライトと松若騎手にとっては、スローではない逃げを打った方が展開としては有利になる。ダンビュライトに切れる脚はなく、実績上位馬は軒並み末脚がしっかりした馬たちだ。スローに逃げての直線ヨーイドンではかなりの確率でそれらの馬に負けるだろう。もちろん、ペースを上げて逃げたからといって勝てるわけではない。しかし、スローでの末脚勝負で勝ち目がないなら、より可能性の高いペースを緩めず逃げ粘る道に賭けるしかないだろう。
しかし、26才の松若騎手がこのジャパンカップという大舞台で日和らずに逃げられるかどうか。相手は世界の名だたるジョッキーたちで、一歩ペース配分を間違えれば、レースを壊してしまい界隈の顰蹙を買うおそれもあるだろうし、スローからの上がり勝負以上の惨敗も考えられる。そのため、安全牌としてスローの逃げを打つという可能生は十分に考えられる。
ある程度流れるペースでの逃げか、スローでの逃げか。


僕は、松若騎手はある程度流れるペースで逃げを打つことに賭ける。松若騎手にとって、ダンビュライトは初めてGⅡ(京都記念)を勝たせてくれた馬。前走京都大賞典は惜しくも2着となりGⅡ2勝目とはならなかったが、松若騎手はダンビュライトとまだまだ上を目指したいと思っているはず。ダンビュライトの特徴を捉えて新たな魅力を引き出した前走の騎乗を信じたい。

また、松若騎手は今年G1スプリンターズSでもモズスーパーフレアと逃げて2着と経験を積んでいる。記憶に新しいところだと、ジャパンカップの同日行われる京阪杯の注目馬エイシンデネブの追い込み脚質を引き出した(19佐世保S)のも松若騎手。さらに、松若騎手は今年22回重賞に騎乗して、平均人気9.5のところを平均着順7.4着と人気を大きく上回る好成績を残している。この大舞台でも、好騎乗を期待したい。
2014年の新人王以来、伸び悩み感もある同騎手だが、人気薄で望めるG1のこの舞台は人馬にとって格好のチャンス。しっかりとした逃げで締まったレースを作ることを期待したい。

 

■切る馬/残す馬

ペースがある程度流れるとすると、スローでこそ実力を発揮する馬=ミドルペースでは実力を出せない馬を切ることができる。ついでに能力が足りなさそうな馬も切る。
ウインテンダネス、ムイトオブリガード、ダイワキャグニー、タイセイトレイル、エタリオウ、マカヒキ、ジナンボーはまとめて切る。
これらは能力足りないか、スローの展開でこそ生きる馬と判断した。

ただ1頭、エタリオウが血統的に今回みたいなタフなレースに向きそうで怖い。鞍上も鬼才横山典弘。めちゃくちゃ惹かれるところがある……が、やっぱりこれまでの戦績的にはスロー向きの馬っぽいし、あまり手は広げられないので切る。

 

残った馬はレンブーケドール、ワグネリアン、スワ―ヴリチャード、ユーキャンスマイル、レイデオロ、ルックトゥワイス、ダンビュライト、シュヴァルグランの8頭。
これらの馬の取捨はなかなか悩んだ。が、結論は出さねばならない。

 

悩ましいが、この中でまず始めに切るのはレイデオロ。東京コースでの良績が目立つが、やはり宝塚記念オールカマーの凡走が気にかかる。展開向かずの2連敗ならいいのだが、いずれも展開としてはレイデオロに向かないものではなかったはず。走る気持ちが損なわれてきた=衰えが見られると判断し、今回はばっさり切る。
続いて切るのはユーキャンスマイル天皇賞秋の好走から人気を集めていて、毎回確実に伸ばしてくる末脚が大いに魅力的だ。だが、東京2400ミドルペースで流れた際に最後方から前に届く脚が使えるかと考えると、難しいと判断する。シンプルに追い込み脚質だからマイナス評価と言い換えてもいい。11/14(木)のCWの調教で、なぜか先行っぽい脚を試しているようにも見えてちょっと気になるが、他馬、他ジョッキーの顔ぶれを見て、岩田騎手が前目で進めるのも難しいと判断。こちらもバッサリ切る。
最後、1番人気想定のワグネリアン。3歳時に同コースのダービーを勝っているが、スタミナに不安が残る。祖母は短距離ダート馬のブロードアピール古馬になってからの陣営のレース選択も2000mの中距離メインということで、この舞台は向かなさそうだ。スローペースで進む予想ならば、スタミナごまかしての直線勝負で印も打てるが、ミドルペースで流れると展開を考えれば切りの一手。川田騎手は前目につけて追走していくと思うが、直線伸びずに掲示板外と予想。もしくは後方追走で最後追い込み掲示板前後みたいな感じのイメージ。

 

こうして印を回す5頭が決定。

レンブーケドール、スワ―ヴリチャード、ルックトゥワイス、ダンビュライト、シュヴァルグランだ。

 

最初に書いたとおり、順位付けが難しすぎるので馬連5頭BOXで買うが、いちおう以下に印の理由も。

 

■残った馬の順位付け

◎はスワ―ヴリチャード。ミドルペースを前目追走、直線伸びて1着がいちばん想像しやすい馬。前走天皇賞秋は惨敗だったが、前走では前目につける馬も多く、インベタで進むも流れに乗れなかった印象。今回は先行のポジション取りは前走よりは楽になると予想。不良馬場がどうかというところが正直僕にはよくわからない。ただ、多少力が必要な19宝塚記念で走っているし、スタミナもあるのである程度は大丈夫だと思うのだが…。

は先ほど長文を書いたダンビュライト。力のいる馬場になっていた19京都記念を勝っているので、重い馬場への適正はあると思う。また、前走京都大賞典での逃げ足を見せればミドルペースでレースメイクすることも可能。実は今回、本馬にとって絶好の舞台なんじゃないかという気もしている。前走、一流とはいいがたいドレッドノータスにちょい差しで負けているのが大きくマイナスなのだが、馬場を踏まえると、前走のある程度時計の出る馬場がドレッドノータスに絶好の舞台で、今回の悪い馬場がダンビュライトに舞台が向くと解釈すれば、買えないこともない。オッズもつくし、2番手評価!

▲はシュヴァルグラン御年7歳。今年は海外を転戦しており力の衰えや維持が分かりづらいところではあるが、流れるペースで雨も降るタフなレースになるとなれば、コース(というかレース)巧者のこの馬は外せない。ジャパンカップは3回走って2回は馬券内、3回とも掲示板。スワ―ヴリチャードよりは位置取りが後ろになりそうなので、若干脚を届かせづらいイメージもあるので、2番手評価。鞍上と手があえば、アタマまであるだろう。衰えてたら、ごめんなさい。

△はカレンブーケドール。良馬場だったら〇か◎でもよかったのだが、不良馬場になり、3歳牝馬ではパワーに劣るかと思い評価を落とした。3歳牝馬の中でも実力上位。斤量53kgはやはり有利。好位先行でレースを進め、直線で前に進出というオークスのパターンの再現をイメージすると、アタマまであるとも思える。問題はそれを鞍上の津村騎手ができるかというところ。鞍上が外国人騎手だったらもっともっと評価は上がるのだが…。

×はルックトゥワイス。追い込み脚質の本馬は本来であれば既に切っているところだが、鞍上がデットーリとなれば買わざるをえない。なんとなーくではなく、デットーリが3角から捲ってくるようなレース運びをしたら、十分に足が届くから買うのだ。17年前(!)、2002年のジャパンカップダート、追い込み脚質のイーグルカフェで捲った騎乗が再現できれば馬券に十分絡んでくるだろう。

 

ジャパンカップの予想は以上。

ダンビュライトの逃げペースを読み間違えばすべて崩れる脆い予想。当たりますように。

 

京阪杯

■予想・買い目

◎:⑬リナーテ
〇:⑭モズスーパーフレア
▲:⑥ライトオンキュー

△:⑦カラクレナイ
×:⑮エイシンデネブ
×:⑪アウィルアウェイ

買い目:馬連流し⑬-⑭¥600 ⑬-⑥¥300 ⑬-⑦¥100 合計¥1000

 

 

リナーテ。大きく負けた19'G1スプリンターズSと18'G3ターコイズSはいずれも急坂ありの中山。京都は18'G3京都牝馬Sの2着もあり向くコース。今の京都の馬場に父のステイゴールドも合う。堅軸と考える。

あとはスプリンターズS2着のモズスーパーフレアダノンスマッシュタワーオブロンドンらと0.2差の4着ライトオンキュー、前走リステッド3着も斤量減でチャンスのラクレナイまで押さえる。

エイシンデネブやアウィルアウェイは斤量増で評価マイナス。カラクレナイ買うならこの2頭も買えよって感じだけど、リナーテ・モズ・ライトの3頭が本線なので1頭だけチョイス。

 

こちらは見解こんなもんで。ジャパンカップに悩みすぎた…。

当たりますように!