引かれ者の小唄

パートタイムギャンブラーの記録

AJCC(アメリカジョッキークラブカップ)展望

少し時間があるので、週末に行われるAJCCの展望を記します。展望というか全馬の見解です。見解を書いておけば、馬券の結果をより反省しやすくなるかなという狙いです。

各場の見解はプラスのポイントを赤字で、マイナスのポイントを青字で書いています。あと、先に書いておきますが、かなりガチガチの本命サイドに寄りそうな見解になってます。

■レース基本情報

2020年1月26日(日)1回中山9日目・12頭立て(未確定)

11R・4歳以上・オープン・G2(別定)(国際)(特指)

芝・2200m

 

■天気予報

競馬予想の前に、天気予報を確認しましょう。馬場状態を推測するには、週内・週末の天気は重要です。

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当日の天気は雨予報。雪の恐れもあり。また、木曜と土曜にも雨予報が出ている。

先週の中山は、土曜が雪の影響でかなり時間のかかる馬場。日曜は晴れだったので時間とともにかなり乾いてきたが、やや時間のかかる馬場だった。直線は内がかなり緩いようで伸びず、外から差す馬が目立った。

この天気予報と先週の馬場状態を踏まえると、週末も馬場状態はかなり悪いと予想したい。おそらく内はぐちゃぐちゃの酷い状態になるのでは。予想に大きく影響しそうだ。

 

■各馬見解

・ウラヌスチャーム

中山は4回走って(1-3-0-0)と中山巧者。また、頭数別に見ると13頭立て以下が(3-3-0-1)14頭立て以上が(0-1-0-7)と、今回のような少頭数で揉まれないのが好走条件。馬場適正は重馬場以上の経験がないので不明。

条件的には買いに見えるが、中山経験も13頭立て以下の経験も、自己条件戦での結果オープン以上では牝馬限定重賞で(0-1-0-3)(※ただし、唯一の2着は中山1800の中山牝馬H)、混合重賞は1戦して0.8秒差の7着と振るわない結果。混合重賞で好走するイメージはあまりわかない。まだ決めつけないが、消しに近い穴という印象。

 

消 クロスケ

東海Sと両登録の本馬。地方からの転入馬でダート24戦の芝1戦(リステッド13着)という戦歴。今日、以下のような報道がありました。

 

headlines.yahoo.co.jp

 

陣営の中では、芝かダートかより輸送時間が重要とのこと。確かに関東圏の方が成績はいいけど…。来たら事故かなと思います。消し。

 

・グローブシアター

シーザリオ産駒。兄にエピファネイアリオンディーズ。弟にサートゥルナーリア。昨年2月のダイヤモンドS以来のレース。2018年5月13日・京都9R・白川特別 (1000万下) で、池のような馬場の中水しぶきを飛ばして快勝したのが印象的。

youtu.be

エピファネイアもパワー型だったし、父はキングカメハメハということで、時計のかかる馬場は合いそうではある。

マイナスポイントとしては、栗東所属で輸送があるためか東京・中山は6戦して(0-0-1-5)。また、重賞実績もないし、49週の長期休み明けでどうか。最近は休み明けを割り引く必要はないことが多いが、今回は他馬に実力馬も多く…。ウラヌスチャームと同じく、ワンチャンスはありそうだが、消しに近い穴馬といったところか。

 

△サトノクロニクル

ミッキースワローやスティッフェリオらと同世代。この馬にいたっては18年8月の小倉記念ぶり77週の休み明け。3歳時、本レースと同舞台の中山2200セントライト記念ではミッキースワローに0.5秒差の3着。スティッフェリオが4着なので先着している。その後もチャレンジS1着、阪神大賞典2着、小倉記念2着と、重賞実績あり。ただし、勝利した重賞のメンバーレベルはそこまで高くない。G1も3戦して全着外と振るわない

キレる脚を使うタイプではなくしぶとく伸びる感じでタフな馬場は合いそう。(不良馬場の17年菊花賞10着があるが、距離のこともあるので馬場適正として悪い馬場がダメとは決めつけられない。)

休み明けの問題がなければ、穴として面白そうな気がする。調教に注目して調子を見極めたい。

 

・スティッフェリオ

数少ない先行馬。本馬かグローブシアターあたりが逃げてレースを引っ張ることも考えられる。G1では4戦全て着外と足りないものの、G3を2勝、G2を1勝とG1未満では安定した成績を残している。

不良馬場は17年菊花賞14着があるが、時間のかかる馬場は18年五稜郭S2着(1600万下)、18年稲荷特別3着(1000万下)、17年京都未勝利2着とそこまで悪くはない

また、19年オールカマーではミッキースワローを破っている。ただし、その際はドスロー+逃げ+前が止まらない高速馬場と、完全に展開が向いた感じ。今回のレース自体もかなりスローで進む可能性があるが、想定される内が死ぬ重い馬場では逃げのよさも潰れる気がする。また、57kgとブラストワンピースと同じトップ斤量を背負わされるのもマイナス。

馬場・展開次第の部分が大きいが、そこそこ人気もしそう(4・5番人気くらい)だし、想定される馬場状態を踏まえると個人的には消しに近い。

 

▲ステイフーリッシュ

18年共同通信杯以来勝利がないが、G3は(0-2-3-1)、G2は(0-1-0-2)とそこそこ安定して走っている。また、福島・函館・中山の小回りコースは(0-2-2-0)とこちらも安定小回り福島記念ではミッキースワローに先着。ただし、斤量は1kgこちらが軽く、4角ではミッキースワローの方が外からぶん回すなど、展開利で先着した感はある。

時計のかかる馬場は19年京都記念でダンビュライトの2着あり

アタマをとるイメージは沸きづらいが、連に絡む可能性は高そう。▲評価。

 

消 ニシノデイジー

2歳時のホープフルSでサートゥルナーリアの3着あり。ただし時間のかかる馬場となった19年弥生賞、19年菊花賞はいずれも着外。特にここで評価したいポイントなし。消し。

 

〇ブラストワンピース

いわずと知れたグランプリホース。イメージとしてパワー型で悪い馬場もこなす馬のようだが、その実そこまで時計のかかる馬場を走ったことはない。ただし稍重の18年ゆりかもめ賞での快勝があるので、イメージ通りにパワーある悪い馬場もこなすタイプでよいと思うのだが

不安要素は、海外帰り・帰厩時の体重が560kgオーバー(!)調教師がかなり弱気というところ。

headlines.yahoo.co.jp

これまでも調整不足が指摘されていた大阪杯目黒記念では凡走している。ただし、大阪杯は伸びない外を通って0.3秒差の6着と力を示し、目黒記念は勝ち馬と4kg差の斤量59kgと、調整以外に敗因も考えられる。実際、力は一枚抜けているので、万全でなくとも来てしまう可能性は高そう。ただし、不安点も諸々あるので現状は対抗評価。

 

マイネルフロスト

9歳馬。評価ポイントは見つからず。消し。

 

◎ミッキースワロー

中山芝2200mは17年セントライト記念1着、18年AJCC2着、19年オールカマー2着と安定した戦績前走は斤量58.5kgで大外ぶん回しの距離ロスありも3着、前々走は前が止まらない高速馬場のドスローを追い込んで2着と、明確な敗因あるレースが続いている。ちなみにその前、エプソムCも東京でドスローという直線で前にいたもの勝ちのレースで後方にいて伸びれず大敗、その前新潟記念は世界のメールドグラースに0.1秒差2着。少なくともこの一年は負けるときは明確な敗因ありながらも安定した成績をこなしている。時間のかかる馬場は、不良馬場の菊花賞を適正より長い距離も6着、雨が降った七夕賞を1着と悪くない成績

軸としては一番信頼できそう。本命。

 

消 ラストドラフト

こちらもニシノデイジーと同じく19年弥生賞を負けているのが印象悪い。前走はG3を2着も、メンバーレベル疑問。評価ポイント見つからず。消し。

 

消 ルミナスウォリアー

2年前、17年函館記念を重馬場で1着あるも、それ以降は大敗続き。ここで浮上は見えづらい。消し。

 

以外に頑張って書いて時間がかかってしまった…。重・不良になりそうでいろいろ考えましたが、自分としては今回はそんな馬場だからこそ本命サイドが強いと見ます。馬場が荒れると馬券も荒れるというイメージなどから、馬場状況への懸念で本命サイドのオッズが甘くなるのを期待します。

後は枠順と天候と調教情報見て決めます!

東海Sはここまで書けなさそうなので、予想一発勝負です。