2019・買える騎手・買えない騎手②
本日は昨日の続きで買えない騎手編。
買えない騎手の方が消しデータとして使えるかなと思う。買えない騎手上位の人たちを一切買わないということではなく、買う・買わない判断時の材料の一つとして。単純に考えると、買えない騎手でもオッズがついていれば買うが、買えない騎手が人気していたら嫌う、みたいな。個人的には積極的に嫌う形でデータを生かしてみたい。
それでは以下よりどうぞ。
■買えない騎手・芝
騎乗数でソートしてます。上位の騎手ほど競馬新聞でよく見る名前のはず。
M.デムーロはやはり調子が悪かったのか、人気ほどの成績を残せず。来年序盤は美浦に拠点を移すという話もあるので、そこからどうなるか。和田竜二は騎乗数の多さにしてはよい成績かもしれないが、何も考えずに買い続けていてはマイナスになる成績。ほか、リーディングでは20位以内に入ってくるジョッキーの名前も目立つ結果に。このリストに名前があるジョッキーの取捨はしっかりしたほうがいい。
ほか、騎乗数が少ないところではミナリク・ムーアあたりも「外国人ジョッキーだから~」と無思考で買ってはいけないジョッキーであることに注意。
■買えない騎手・ダート
和田Jが芝に続いてランクイン。騎乗数にしてはよい成績だと思うが、回収値はマイナス。今年は和田Jの取捨に注意しよう。
ほか、知名度があるところでは岩田康誠・藤田菜七子あたりか。岩田JはG1何勝もしている大ジョッキーだし、地方競馬出身ということもあり、ダートで人気を集めすぎてしまうのかもしれない。藤田Jは本年重賞制覇の躍進もあり、やはり人気が集まりやすいのだろう。
川又賢治・吉田豊・武士沢友治あたりは芝では買えるがダートでは買えないほうにランクイン。いずれの騎乗数も多い川又J・吉田Jは芝とダートで取捨をガラッと変える必要があるかもしれない。
■まとめ
買える騎手のスクショも再掲しておく。上が芝で下がダートだ。
騎手をデータの側面から見て、いろいろと発見があった。複勝圏内率は高いが、1位率が低い人やその逆の人、芝は得意だがダートは苦手な人……馬柱から各馬の特性を把握するのと同様に、もっと騎手にも着目するといいかもしれないと思った。
ただ、これをあまりに細かく「〇〇騎手は中山1200・ダート・内枠が得意!」などとしてしまうと、それはサンプル数が少なすぎてたまたまだということにもなりかねないので、芝/ダートの得意/不得意、短距離/長距離の得意/不得意……など、ある程度の騎手ごとの傾向を把握してそれを馬券に役立てるのがよいのかなと思う次第である。
皆さんの各騎手に対するイメージと結果はどうだったろうか。今回は複勝回収値と単勝適正回収値の両方に着目した抽出データを掲載したので、リストに名前がある人を単純に好む・嫌うとしてもある程度の効果はあるはずだ。
注意点としては、
・所属厩舎やエージェント、若手の減量の変更など、騎手を取り巻く環境の変化に注意
・若手の騎乗技術の向上に注意
・ベテランの騎乗技術の低下に注意
というところだろうか。総じていえば、全て過去のデータだということと、あくまでも走るのは馬だということを忘れなければそれなりに有用なはずだ。
まだまだ冬休みは続く。この間に競馬を勉強して本年の馬券ライフに生かしたい。