引かれ者の小唄

パートタイムギャンブラーの記録

21/05/08(土)の競馬に向けて

f:id:miniri:20210508082420j:plain

 

ブログを改題したからといって書くことは変わらない。そう、競馬予想だ。最近いちだんと競馬が楽しく、週末の夜に中央競馬の出馬表を眺めるのが生活の最高の楽しみと言っても過言ではないという状態だ。出馬表を肴に酒が飲めるくらいだ。そうすると酔っぱらっているので予想が適当になり負けるわけだけれど。
ということで、金曜はいつにも増して時間があったので、土曜の競馬予想を記したい。世に出ている予想のように、綺麗に泥を落として洗浄されパッケージされた「商品」としての予想ではなく、あくまでパートタイムギャンブラーの僕の逡巡やら妄想やらを多分に含む予想だ。暇つぶしの読み物程度に流し見してもらえれば嬉しい。
長々と書いた割に、ひとつも当たらんということもあることは書いている自分がいちばん理解している。それでも予想して書く。楽しいからね。

実際に買うときはオッズを見ながら買い目を練りたいので、気になる馬を挙げたり展望を記したりするだけ。落書きみたいなもんだけれど、何卒ご査収賜れれば。

 

続きを読む

ブログタイトルを改題

f:id:miniri:20210507174256j:plain

 

ブログタイトルを「引かれ者の小唄」に改題した。

最近とんとブログを書いておらず、まぁこれからも頻繁に書くようになるとは思えないわけだけれど、少しだけでもブログを書く気が起こるよう、自分が気に入るタイトルをつけなおした。

新しいタイトルの「引かれ者の小唄」は、「どうにもならない状況に陥った人間が、強がって平気を装うこと」を指すことわざだ。

「引かれ者」とは江戸時代の重罪人のことを指す。

当時の重罪人は馬に乗せられて、死刑を下される刑場まで「引かれ」ていった。だから「引かれ者」という。

彼らは数刻先には命を奪われるため内心は絶望的な気持ちだっただろうが、強がりか、気を紛らわすためか、短い歌や鼻歌を歌う者もいたという。

だから、「引かれ者の小唄」は、「どうにもならない状況に陥った人間が、強がって平気を装うこと」を指す。

「馬に乗せられ刑場へ引かれる罪人」

「どうにもならない絶望的な状況」

「強がる、平気を装う」

「でも結局は死ぬ」

まるで競馬というギャンブルに魅せられた我々の暗喩みたいじゃないか? というか、人生の暗喩のようだ。

競馬やギャンブルにハマっていない一般の人も含めて、僕たちは誰しもがいつか死ぬ未来に向けて、自分では行く先を決められない馬に乗せられて粛々と引かれているようなものだと思う。

そんなとき、暗い未来を憂いて下を向いていても気持ちが沈むばかりだし、かといって、自分が死ぬことを知らずに馬の上ではしゃいでいるのも馬鹿らしい。しかし、人は誰しも死ぬし、自分で行く先を決めることはできない(人間の自由意志なんて、大概がまやかしみたいなものだ)。

だから、いつか死ぬことを理解しながら強がって小唄を歌うくらいが、適切な人生の態度ではないだろうか。

ということで、今後は時間があるときに「引かれ者の小唄」のような記事を書いていきたい。ただ、時間がどれだけあるかは分からない…。

ご期待は乞いませんが、気づいたときにご覧いただけると幸いです。

2020・JC・予想

明日は歴史的なレース・ジャパンカップということで久々の更新です。とにかく楽しみすぎる…!

■予想

◎④キセキ

〇⑥コントレイル

▲⑦ミッキースワロー

△①カレンブーケドール

買い目:馬連④-⑥¥300 ワイド④-⑥¥1000 ①-④¥300 ④-⑦¥100 ⑥-⑦¥300

合計¥2000

 

■理由

土曜の東京のレースを見ると、馬場状態は内が悪いものの全体に荒れた感じではなく、時計もそこそこ出る状態。この馬場で、トーラスジェミニヨシオが競りながらハナを争ってどちらかが逃げに移行、さらに先行勢も強力な馬がそろっているので、やはりある程度締まったペースを想像されます。

馬場と展開を加味した決着時計のイメージとしては、2分22秒台後半~2分23秒台前半、1着馬の上りは34秒後半くらいでしょうか。そうなると、条件としては①11秒後半~12秒前半のラップを2400m刻まれるタフな流れに耐えられて、②高速な上りが出せない馬場でも長く脚を使える、その2つを重視したいところです。

こうなると本命はキセキとなります。前走天皇賞秋はタフな流れをしっかり追走したものも、上位3頭の上りが33秒前後に突入する高速馬場ではついていけず0.8秒差5着。2走前の京都大賞典では出遅れ最後方から超ロングスパートで追い上げての0.1秒差2着。3走前は超タフ戦となった宝塚記念を1.0秒差2着と、6歳馬となり切れ味や速い脚はなくなっていますが、地力は衰えていないものとみることができます。

ただ、キセキについて考える必要があるのは出遅れるかどうか。これが重要なポイントかと思います。出遅れたとしても掛からずに折り合えればロングスパートで末脚を使えますが、出遅れないに越したことはないところ。さて今回はしっかりゲートを出るかどうか。

僕は、今回のキセキは出遅れないと見ます。理由はシンプルで、前走からの間隔。考えてみれば、大出遅れをかました昨年の有馬記念以降出遅れたのは、有馬から13週の阪神大賞典と8週の宝塚記念、15週の京都大賞典。間隔が6週の天皇賞春、3週の天皇賞秋は出遅れずにしっかりとゲートを出ています。思えば有馬記念自体も凱旋門賞から11週の間隔明けでした。天皇賞秋から4週で臨むここは、スムーズなスタートが期待できます。

好発から好位でタフな展開に耐える持ち味を発揮すれば、3冠馬2頭と8冠馬にも劣らない能力を発揮できると見て本命です! 7番人気は舐められすぎでしょう。

 

相手筆頭はコントレイル。いわゆる「3強」の中ではこの馬だけ買おうと思います。理由はシンプルで、3強の中で最も隙がないため。

だって、右回り左回りは問いませんし、距離も問わないし、馬場状態も問わない。ちょっと死角が見当たらないですね。

状態面だけが不安視されているようですが、2歳馬に後れをとった1週前の時計は強めに追われて栗東CWで81.8 - 66.3 - 51.4 - 38.0 - 12.1。僕は調教あまり詳しくないですが、これ、時計としては十分な部類だと思うんですよね。(ちなみに菊花賞馬なりで同コース84.6 - 67.0 - 51.7 - 37.8 - 12.2)仮に菊花賞からの上積みはないにしても、めちゃくちゃ体調が悪いようには見えません。

3強の他馬について考えてみると、アーモンドアイにとっては遅いペースになってかかってしまうことがリスクとして考えられます。これまで11秒台が連続するラップで前付けしてきた馬ですからね…。

逆に、デアリングタクトにとっては早いペースになって追走が厳しくなることがリスクとして考えられます。両馬とももちろんスーパーホースなので馬券に絡む可能性はあるかと思いますが、安定感とオッズとの兼ね合いから、3強の中ではコントレイルを最上位に置きたいと思います!

単勝3倍つくのであれば単勝勝負でも…と心が揺らぎますが、キセキとの組み合わせの方がやはり馬券的には美味しいでしょう。

 

穴目では、タフな流れで残ったり突っ込んだりしてきてもおかしくなさそうな2頭をチョイス。ミッキースワローは履歴を振り返ればある程度流れたレースで好走歴あり。100倍超えてるし相手に加えて損はないでしょう。レンブーケドールは前走オールカマーは不利もありながら2着。前々走京都記念は現役最強馬・クロノジェネシスを相手取って0.4秒差2着。まともに乗られれば複勝圏内のチャンスはあるのでは。府中は内が悪い状況ですが、JCの頃には結局内外の差はなくなりそうなので。

 

レースを見るだけでも楽しみですが、馬券が当たるとなおよしですね! 当たりますように~!

2020・アルゼンチン共和国杯・予想

気づいたらブログを開設して1年たってました。これまでは、競馬力向上のためによう分からんレースとかガチガチっぽいレースとかも予想してきました。結果、当たったり外れたりしながら、競馬力は確かに向上できたと思います。

今後の重賞予想は、少し妙味がありそうなレースや楽しめそうなレースに限って書いていければと思います。

 

アルゼンチン共和国杯

■予想

◎⑰ゴールドギア

〇⑧サンレイポケット

▲⑬タイセイトレイル

△①バレリオ

買い目:馬連⑧-⑬¥100 ⑧-⑰¥200 ⑬-⑰¥100 ワイド⑧-⑬¥200 ⑧-⑰¥200 ⑬-⑰¥100 ①-⑰¥100

 

■理由

本命はゴールドギア。毎度のように行き脚つかないが末脚は確実な馬。前走の新潟記念はドスローを最後方から進んで届かず0.5差9着。前々走目黒記念は割と流れた進行をシンガリ追走で詰まって0.6差5着。3走前の3勝クラスはスロー目の流れを道中押し上げて直線弾けて1着。この3勝クラスのときの騎手が今回騎乗の田辺騎手。このときの競馬ができれば勝ち負けもあると見て本命に。

と、ここまで書いてきて、調教不安という情報を目にして萎えています…。が、人気と最軽量の斤量を考えれば悪くはないか。

相手はサンレイポケット。軸としてはむしろこちらの方が信頼できるか。もう1頭、タイセイトレイル。ここ3走は道中流れる競馬で脚をなくしているが、スロー進行でうまくハマれば圏内も。そのタイセイトレイルに先着経験あるバレリオも絡ませて馬券を構築。

 

みやこS

■予想

◎⑨スワーヴアラミス

〇⑦ヒストリーメイカ

▲②マグナレガーロ

買い目:単勝⑨¥700 馬連②-⑦¥100 ⑦-⑨¥200

 

■理由

本命はスワーヴアラミス。前走は謎の東京2100起用だったが、それまではハイレベル寄りのレースを転戦。平安Sは本馬にとってはやや早いペース&100mではあるがやや長めという解釈。マーチSは時計湯集だと思うし、それ以前のオープン戦もいずれも時計的には通常~優秀。平均値では今回のメンバー随一では。

相手は乗り替り魅力のヒストリーメイカーと、前走出遅れ&仕掛け早まり展開厳しかったマグナレガーロで。

エアアルマスは勝ってきたレースのレベルに疑問符。ベストタッチダウンはワイドファラオとつぶし合う展開が見えるので×。クリンチャーはよくも悪くも相手なりに走る感じで頭という印象はなく…ということであれば、スワーヴアラミスの頭の馬券と、ボーナス的に②・⑦を絡ませていく発想で。

 

当たりますように!

2020・天皇賞秋・予想

■予想

◎⑪ダノンプレミアム

〇⑨アーモンドアイ

▲⑦クロノジェネシス

買い目:単勝⑪¥200 馬連⑨-⑪¥700 ⑦-⑪¥100

 

■理由

本命はダノンプレミアム。ダイワキャグニーがスムーズにハナを切ってスロー目で進行していく展開をイメージ。スローからの直線勝負で生きる馬となれば、ダノンプレミアムだろう。昨秋の天皇賞秋ではアーモンドアイに完封されているが、残り800-600mの11.3秒区間で押し上げたダノンプレミアムに対してアーモンドアイはそこで動かず。さらに最内の馬場状態がよい道を通って進出ということで力以上に着差がついた感触あり。昨年よりペースが落ちるとなれば、ダノンプレミアムの脚もより溜められるはずで、有力どころではもっとも前につけそうなこの馬に勝機ありと見る。

相手筆頭はもちろんアーモンドアイ。加齢による衰えの指摘をぽろぽろ見かけるところだが、安田記念は単純にグランアレグリアが強かっただけ。個人的には中距離がベスト条件と思っている馬で、ベスト条件に戻ったここでの大崩れは考え難い。全人全馬未踏のGⅠ8勝目なるか。

押さえでクロノジェネシスも。宝塚記念で見せたタフ条件でのハイパフォーマンスから、軽い脚が求められる形で条件がいっさい変わるここは軽視したいところではあるが、間を割られても困るので抑えの馬連だけ。

当たりますように!

2020・菊花賞・予想

■予想

◎③コントレイル

〇⑮ブラックホール

▲⑬ロバートソンキー

△①ディアマンミノル

×⑭ヴァルコス

買い目:枠連②-⑦¥600 馬連①-③¥100 ワイド③-⑮¥300

合計¥1,000

 

■理由

やはり今年の菊花賞の中心はコントレイル。予想も、この規格外の馬がどのようなレースをしてくるかから始めてみました。

隊列は、バビットがハナを切りキメラヴェリテがそれに絡むのはかなり高い確率か。次いでディープボンドが影のペースメーカー的に逃げ馬たちの後ろ、先行集団の前方につけるイメージでしょうか。コントレイルはその後ろ、折り合いを意識しながら中団前後でレースを運ぶのではないかと思います。そして京都の坂頂点から徐々に加速していき、楽々先頭でゴールを切って三冠達成…というのがシンプルにイメージできるレース運びではないでしょうか。

こうした展開になったとき、馬券に絡むのはどんな馬か。それは、残り800mの坂頂点地点でコントレイルより後ろにいる馬だと考えます。

コントレイルより前にいる馬はコントレイルのペースアップに付き合わされることとなり、心肺機能と脚力で図抜けた能力を持つコントレイルの加速についていこうとするとバテてしまうのは必至。よって、馬券内に飛び込んでくるのはコントレイルよりも後ろで脚を溜めた馬と予想します。

そうなってくると、相手1番手に挙げたいのはブラックホールです。2歳時に札幌2歳Sを制して以降なんとも冴えない成績の本馬ですが、理由は明確で、極端に他馬を気にするところがあるから。そのため、内枠で揉まれるのはアウトですし、直線で馬群を割ることもできません。

そうした意味では3~4角で馬群が凝縮される京都3000mはあまり好相性とはいえませんが、枠的には外目の枠を引けたので、鞍上のエスコート次第では大外から突っ込んでくる図も思い浮かびます。

前走札幌記念は比較的スムーズなレースぶりで1.0秒差9着ですが、勝負所の4角でポンデザールに前に入られたのも少し痛かったかと思います。というか、3歳夏にノームコアペルシアンナイトラッキーライラックらの超重賞級の相手にこの着差なら全く悪くないのではとも思えます。3着のラッキーライラックからは0.6秒差ですしね。

また、今回、陣営が「最後の直線勝負」と後方待機策を名言しているのも好印象。コントレイルが前を掃除したところに突っ込んできてほしいです。石川くんが降ろされてしまった(?)のが悲しいところではありますが…。

ほかの相手は、神戸新聞杯はヴェルトライゼンデより長い脚を使って評価できるロバートソンキー。前走、京都で負荷の高いレースをこなしたディアマンミノル青葉賞でのマクリが忘れられないヴァルコス(でも、調教があまりよくない様子…)。で行きます。

馬券は、オレンジ帽子組に狙いたい馬が集まったのでコントレイルの2枠との枠連が本線。ディアマンミノルとは馬連を、対抗本線のブラックホールは大外から突っ込んできて3着という線も考えてワイドも押さえます。

三冠最後の菊花賞、なんとか当てて終わりたいものです。

当たりますように!

2020・富士S・予想

■予想

◎⑥レイエンダ

〇⑨ケイアイノーテック

▲④サトノアーサー

買い目:馬連⑥-④・⑨各¥100 ④-⑨¥200 ワイド④-⑥¥400 ⑥-⑨¥200

合計¥1,000

 

■理由

本命はレイエンダ。前走函館記念はハイペースを番手先行、前々走エプソムカップはイン前残りの不良馬場を後方から外回しと近2走はノーカウントでOK。3走前には今回穴人気しているケイアイノーテックに先着。4走前の東京新聞杯ではサトノアーサー・ヴァンドギャルドらに先着されているが、そのときはレイエンダ57kg、ほか2頭が56kgと斤量も負けており、あまり合わない先行策をとっていた。今回56kg戻りで、スマイルカナやラウダシオンらが飛ばしていく展開となればテン乗りの鞍上池添Jもわざわざついていく方策はとらないだろう。昨年2着時同様に焦らず後方で脚を溜めれば、直線で前を捉えられるはず。

相手はここ3戦、チークピーシーズをつけて復調気配のケイアイノーテックが一番手。もう1頭にサトノアーサーかヴァンドギャルドか迷うところだが、近走の着順と人気比で素直にサトノアーサーをチョイス。

3歳馬は人気して飛んでほしいところ。

当たりますように!