引かれ者の小唄

パートタイムギャンブラーの記録

11/10(日)福島記念・予想

さて、ハンデ重賞福島記念の予想だ。オープン~G3戦線を盛り上げてきたメンバーたちのグランプリ。ハンデ戦ということもあって初見はなかなか難解だったけど、がんばって予想した。

ポイントはやはり、ハンデとレース展開。

 

 

 

■レース展望

福島2000mはスタートしてから第一コーナーまでの直線距離が長く、ペースが速くなりやすい印象。が、今年はマルターズアポジーみたいな飛ばし屋もいないので、ペースはミドルペースかなという印象。先行勢の多くは外枠なので、内枠に入ったリリックドラマがすんなりハナを取って逃げるのでは。遅くもなく、早くもないペースで進行すると予想する。

となると、脚質的には何が有利となるか。逃げ? 先行? いや、ここはやはりマクリだろう。

福島2000mは最後の直線が短い。そのため、基本的には逃げや先行で前めのポジションのまま直線に入った馬が有利となる。じゃあ差し・追い込み勢に勝機はないかというとそんなことはない。話は単純で向こう正面からスパートをかけて、三角・四角とポジションをあげていき、直線を向いたときには前目に位置していればいいのだ。

なーんだ簡単じゃんと思えるが、マクリを決めるためには長く脚を使えるスピード・スタミナが必要である。そのため、マクって勝てるのは限られた馬のみである。このように限定的な戦法であるが、決まれば強力。単なる差し・追い込み勢は届かなくなるし、マクリが入ると前を行く先行・逃げ勢はかなり厳しくなる。なぜなら、一度抜かれた馬を抜き返すのは容易ではないからだ。先行・逃げ勢がマクリに勝つためには、マクリが入ったタイミングと同じタイミングで仕掛ける必要がある。しかし、そんなに好都合でタイミングを合わせるのは至難の業。

よって、マクリをスムーズに決められる馬がいれば、そいつが勝ち馬だとみて間違いない。これを前提として予想を組み立てたい。

 

■各馬予想

◎ミッキースワロー

58.5kgはだいぶ見込まれてしまったが、充実一途の本馬。天皇賞秋に出ていてもおかしくないところをここに出走。陣営の本気度がうかがえる。

二走前の七夕賞でもマクって勝利しているように、コース・脚質は問題ない。菊沢Jとのコンビも相性は悪くない。本場のネックはやはり斤量。先週今週とダート重賞で59kgを背負った実績馬が負けていったのが思い出される。が、今回はそこまで重量を不安視していない。59じゃなくて58.5だから、というわけではない。脚質がマクリだからだ。

斤量って、何に影響があるかというと、スタミナと反応にだと思う。ちょっと省くが、福島2000mでマクっていくのにこの斤量はあまり影響ないと予想。

頭一つ抜けた実力を発揮してのトップを期待…と言いたいが、〇の馬に逆転の可能性もある。

 

〇クレッシェンドラヴ

福島は2回走って2着2回と好相性。負けた相手は◎ミッキースワローと、こちらもこのレース出走のレッドローゼス。ただしタイム差0.1秒。前走オールカマーでは直線不利がありながらも5着。成長を示した。今回は能力の絶対値を優先して◎はミッキースワローとしたが、斤量に恵まれたここでは十分に逆転の目があるだろう。

 

▲ステイフーリッシュ

この馬も高ハンデ馬。ということは実力が見込まれてのもの。それもそのはずで重賞での好走歴多数。◎・〇の二頭がまくってくるタイミングに合わせて潰せれば勝利まであるか。ただし、マクリが二頭というこもあり、展開的には不利となると予想。しかし先行が悪いわけではない。現時点で8番人気というのも魅力だ。

 

デンコウアンジュ

福島牝馬Sなど福島実績ある本馬。◎・〇がマクって厳しくなった先行馬を差し切る展開も。ただ、牡馬相手の55kgがどうか。

 

×マイネルファンロン

前があまり早くならなければ残せる本馬も選択肢に。ただし、マクられたときに反応できるかということでこの評価。

 

ほかの有力馬を嫌う理由もメモ。アドマイヤジャスタは斤量魅力もスロー専用の疑いあり。古馬混合重賞の流れは厳しいか。レッドローゼスは逆に前が早くならないと厳しそう。今回は向かないと予想。アロハリリーは重賞ではまだ足りないか。リリックドラマはペース作るも格好の目標になりそう。

 

以上、印は×までつけたけど、買い目は◎・〇・▲の馬連BOX。

ハンデ重賞は意外とハンデ重い馬で決まるもんなのだ。

いまのオッズだと、◎-〇の馬連が600円、◎-▲と〇-▲が200円ずつかな。

当たりますように!