引かれ者の小唄

パートタイムギャンブラーの記録

1/18(土)・愛知杯・予想

さて、小倉で開催される愛知杯がやってきました。700kmの距離を隔てた名義貸し。

 

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時空の歪みに巻き込まれたようで頭が痛くなります。でも今年はそういう頭痛開催が多いんですよね。

京都で行われる東海S札幌で行われる函館スプリントS阪神で行われる中京記念中京で行われる神戸新聞杯阪神で行われる京都2歳S

ざっと重賞を見たところこんな感じでしょうか。中京競馬場は結構イレギュラーなコースのイメージがあるので、中京絡みの開催替わりには要注意ですね。

さて、今回もそんな中京絡みの開催替わりです。中京→小倉で注意すべき点を簡単に挙げると…

①左回り→右回りになる

②直線の長さが短くなる

③最後の直線の坂がなくなる

シンプルですが、こんなところが主なところでしょうか。傾向を簡単に調べてみましたが、中京よりは先行馬に恩恵がある場合が多そうです。それを前提にして、愛知杯の予想です。

恐らく人気を分け合うのは、②センテリュオと⑯サラキアの5歳ディープ牝馬コンビと、⑧パッシングスルーと⑭フェアリーポルカの4歳ルーラーシップ牝馬コンビ。なんとなくディープvsルーラーシップの代理戦争のように見えておもしろいですね。

果たして勝ち馬はこの中から出るか、全く別の馬からか。

以下予想です。

 

■予想

◎⑯サラキア

〇⑧パッシングスルー

▲②センテリュオ

△⑪ウインシャトレーヌ

 

買い目(11:45追記)

本命から馬連流し+穴からのワイド流し

馬連:②-⑯¥500 ⑧-⑯¥300

ワイド:⑧-⑪¥100 ⑪-⑯¥100

合計¥1,000

 

本命はサラキア。18年8月の500万下以来勝ち鞍のない本馬。しかし、それ以降の過去8走は重賞&リステッドを走りながら全走0.5秒差以内で惜しくも敗戦という安定感のある本馬。マイル~中距離を使われているが、キレがあるわけでなく総合力で勝負したい馬。適正はマイルより中距離の方にあると見える。
前走エリザベス女王杯では直線不利もあり伸びきれず6着。今回1番人気想定のセンテュリオには先着されているものの、不利がなければ本馬の方が力はあると見えた。自己条件を抜け出しきれない馬&抜け出したばかりの馬が多い今回では力が一枚上手か。センテュリオの方が人気を集めるのであればオッズ的にもそこそこ旨そう。
脚質的に考えると先行押し切りがイメージできる勝利パターン。その意味でいえば、スムーズに追い出せそうな大外枠も決してマイナスにはならないのではないか。また、前述の500万下勝利は小倉芝1700mで、その際にはコースレコードも記録しており、舞台適性はぴったり。先行策を取りそうな強気な川田J騎乗もプラス。堅軸と考えたい。
懸念があるとすれば、馬場状態。あまり渋るのはプラスではないか。どの程度渋った馬場になるかだが、開催週ということを考えると雨が降ってもそこまで重たくはならないだろう。久々の勝利の美酒を味わってもらいたいところ。

 

対抗はパッシングスルー。サラキアを本命にするなら、5歳ディープ牝馬セットでセンテュリオを対抗としたくなるところだが、悩んだ末に本馬を対抗に。
古馬が初めてとなる4歳勢の取捨は難しいところだが、ここは上位進出も可能と見る。前々走紫苑ステークスでは仕上がり途上とはいえJC2着のカレンブーケドールを完封しており、あの走りができれば古馬重賞でも十分に通用すると考えられる。ちなみに2着に粘ったフェアリーポルカは最内回って直線坂で一伸びという中山攻略のお手本のような走りだった。それを外から回して、坂では一足劣るも坂を登って巻き返した本馬の方が力的には上だろう。美浦所属の本馬だが、今回は栗東滞在もしてしっかりと狙いにきている感じもよい。

前走の秋華賞が10着と大きく負けているところが気になるが、考えらえる敗因は複数ある。夏に一度、秋に一度と使われての疲れ(実際に馬体重は減)、大外をずっと回らされた距離ロス、直線で他馬との接触、始めて経験する厳しいペースなど、前走の敗戦はある程度度外視してよいのではないだろうか。
センテュリオンと印の差をつけたのは枠順。小回り小倉で内枠から進める競馬はかなり難しそうだ。前につけようとして最初に脚を使えば最後の脚が上がるし、下手に下げれば中~外枠の先行勢に包まれる。そうしたリスクのあるセンテュリオよりは、中~外枠よりの馬を狙いたい。一つ外にハナを切りそうなリリックドラマがいる点が難しさにつながるかもしれないが、成長分にも期待して本馬を対抗に。

 

▲はセンテリュオ。シンプルに力上位。前走はスムーズな競馬をしてG1・エリザベス女王杯を0.3差の4着。前々走・新潟記念は最後の直線の進路取りがうまくいかず、3走前マーメイドSはスタート直後に前をカットされて極端に後ろからの競馬になる不利と、オープンに上がって以降の2重賞は言い訳のできる負け方。このメンバーの中では明らかに一枚抜けた力を持っている。

不安点は枠順と、鞍上ルメール小倉競馬場って、ルメールJは全然乗ったことないんですよね。調べると過去に4鞍しか騎乗経験がない。まぁ、そんな経験の差など関係なさそうなトップジョッキーですが、経験のない小倉で難しい内枠ということで取りこぼす可能性も割にあるかなと思います。スタートがそんなにスムーズじゃないのもマイナスポイント。包まれて動けず…というリスクも結構あるかもしれません。

 

△として、特選穴馬、最低人気のウインシャトレーヌ。評価したいのは3走前のTVh賞。入りと終いの1Fは12秒台も、道中11秒台が続くワンペースの流れを追走して、中山金杯2着のウインイクシード、チャレンジC3着のブレステイキングを破る快走。前走前々走と連続して大敗を喫しているが、前々走は不良馬場、前走はマイルでテンが早くなり敗戦。また、2走とも3走前より大きく体重を落としており、多少の言い訳はできる。

オープン以降で好走できていないことが影響して、現在単勝100倍以上の最低人気。スタートやペース、体重など諸々の注文はつくが、展開さえ向けばワンチャンスあると見る。馬券にどうやって絡ませるかが難しいが、本馬絡みの馬券は今回必ず押さえる。また、今回負けてもどこかで穴を開けてくれそうなので、このレースから本馬を追いかけてみたい。惨敗か馬券かでお願いしたいところ。

 

ほか、人気上位どころでは、フェアリーポルカは紫苑Sの好走は展開&コースがめちゃくちゃ向いたということで再現性が薄いと見て切り。アロハリリーチークピーシーズをつけているように馬込が苦手な馬。福島記念のように捲りが入って他馬に包まれるとやる気がなくなる。今回は先行勢が多いので、気持ちよく走れなさそうなので切り。

ほか、追い込み~差し勢は開幕週ということも踏まえ、脚質的に厳しいと見て切り。自己条件を勝ち切っていない馬も切り。残ったのが今回選んだ馬です。

 

予想は以上。オッズが落ち着いてから買い目を考えます。

(11:45追記)

買い目は☝の通り。変な買い方ですが、本命からの馬連流しは穴を外し、穴からのワイド流しでは1人気を外してみます。

当たりますように!